ナースの転職お役立ちコラム

この記事のまとめ（結論）

看護師をされている方は、自分がもっと頑張れば。今やめると迷惑になるから。と転職をしたくても躊躇っていらっしゃる方多いと思います。でも転職の情報検索してしまいますよね。

実は 「仕事を辞めたい」と思っている看護師さん約75% もいるんです。^※1行動に移すか、移さないかの違いだけです。
今より良い条件で働く事が出来て、看護師を続けよう！と思えるなら行動に移しても良いと思いませんか？

何度か転職をしている私は「自分がより良く生きるために、患者さまの為に働く。」がモットーです。今の職場がもっと〇〇だったらな。と思う事ありますよね。主な原因は人手不足からくるものが大半だと思います。
慢性疲労・健康不安がある看護師さんが70% 強いストレスを感じる看護師さんが60% 恐ろしい結果です。^※2

転職にあたって、きっと気になる事を少し書いていきたいと思います。

※1…「2013年度看護職員労働実態調査」結果 日本医療労働組合連合会

※2…「2017年度看護職員の労働実態調査」結果 日本医療労働組合連合会

様々な就職先

看護師を必要としている職場は沢山あります。
看護師といえば病院のイメージですね。その通り 約69%の方が病院で働いています。（平成28年度）^※3
他に、どんな所があるのか少し紹介したいと思います。

・クリニック
・介護施設（デイサービス、老人ホームなど）
・訪問看護、訪問入浴
・一般企業（産業看護師）
・治験コーディネーター
・ツアーナース
・救護室（デパート、イベントなど）
・コールセンター

そんな場所にも需要があるの。と思った方もいらっしゃると思います。まだ他にも沢山あります。
ただ珍しい求人・人気の求人は、自分じゃ探しにくかったりすぐに定員に達してしまいます。
素早く情報をキャッチできる状況にしておく事が大切になってくる事がわかりますね。

※3…看護師、准看護師（年次別・就業場所別） 日本看護協会

お給料や勤務時間など待遇

給与は勤務年数、医療機関の規模などによって変動があります。
非管理職の年代別平均（新卒、勤務10年）は新卒（3年過程）税込給与総額266,041円、新卒（大卒）税込給与総額273,854円、勤務10年 税込給与総額320,457円 大きな病院の方が給与は高い傾向です。^※4でも夜勤回数、業務内容と比較すると割に合わない。と思ってしまう看護師さん多いですよね。私もその1人でした。
病棟勤務をしている時代、実務時間（サービス業務時間含）で時給換算したら時給200円代でした。笑ってしまいますね。

給与を重視 → 働く時間は長くなりがちですが、大きな病院でバリバリ働くの素敵ですね。

時間を重視 → クリニックなどの診療時間の決まった施設なら比較的時間の縛りも少なくなります。プライベートを充実させられます。

両方とも重視 → 夜勤専従、単発バイト、自由診療を行なっているクリニックなどは時間の縛りも少なく給与も良い事が多いです。

希望条件を書き出して優先順位を付けてみてください。
希望条件を全てを満たす条件の職場は、なかなか見つけにくいです。
特に譲れない条件に合わせ選べば、今より良い状況で働けると思います。

※4…看護職の給与データ（2017年版） 日本看護協会

人間関係

就労している看護師は全国に 1,149,397人（男性84,193人 女性1,065,204人）となっており、男性およそ7% 女性およそ93% と女性が多く活躍している状況です。^※5
女性の多い職場だと、どうしても気になるのが独特の職場環境ですよね。
こんな確認の仕方はどうでしょうか。

◆実際に行ってみる・受診する。

病院見学をできるなら、見せていただく方が良いと思います。見学しながら気になる事も聞けるのでオススメです。
受診する機会があれば、どんな対応をしているのかもみる事ができるので良いと思います。

◆知り合いがいれば聞いてみる。

リアルな声を聞けますね。詳しい事も聞きやすいです。ただ私情も混ざってくるので注意して聞いてみてください。

◆求人紹介サイトの方に聞いてみる。

客観的な意見を聞けます。主に良い部分を聞くことができます。雇用主でないので聞きやすいです。
でも医療従事者ではないので、含みを持った質問だと意図が伝わりにくいです。具体的に質問した方が的確な答えをもらえますよ。

※5…平成28年衛生行政報告例（就業医療関係者）の概況 厚生労働省

気になる事をそのままにしないで

求人募集の内容を見ても分からない事・気になっている事は、是非聞いて伝えて欲しいと思います。

私は以前、循環器疾患の治療が必要でした。
求人募集（正職員・病棟・夜勤あり）、結果はダメだろうと思いながら面接を受けました。病状・勤務に対する不安を伝えたところ「完治まで病棟の日勤パートでどう?」と思わぬ提案をしていただいた経験があります。

自分で聞く・伝えることに抵抗を感じない方は、直接伺う・伝えるのが良いと思います。
そういう事が苦手な方は、紹介会社を利用して担当者に聞く・伝えてもらう事をオススメします。