【保存版】看護師の転職を成功させるための秘訣とは!?
この記事のまとめ(結論)
給与や勤務時間など、いわゆる「勤務条件」に走りがちですが、まずは自分の価値観を理解し、優先順位をつけていくことがとても重要だと、当社は考えています。
この記事では、自分の価値観を理解し、優先順位を付けていくところからスタートしその条件での求人探しの方法、応募の準備、面接までのステップをまとめています。
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働く意識の高さについて
働き方には3つのステップがあるといわれています。
①ライスワーク(食べるために働く)
②ライクワーク(仕事が好きで働く)
③ライフワーク(使命感をもって働く)
その人の考え方や環境によって、変わってくると思いますが、当社に相談に来る看護師さんは②のライクワークか、③のライフワークとして仕事をとらえている方が多いように感じます。看護師という資格を持って働いている方々ですので、自分の仕事に誇りをもって働く方が多いのもうなずけます。
勤務先を見つける際にも、自分の働く意識を念頭においた求人探しをしていきましょう。
ステップ①自分の仕事の価値観を理解する。
自分が仕事において、大切にしていることを書き出してみましょう。
参考までに、当社に相談に来られる方の意見をいくつか紹介します。
<仕事において大切にしていることは?>
・病に苦しんでいる人を助けたい(内科)
・深い部分で人とつながりを持ちたい(内科)
・高齢者と接することが好きで、ケアをしていきたい(介護施設)
・小さい時に憧れた、優しい看護師さんになりたい(整形外科)
・患者さんがキレイになるお手伝いがしたい(美容皮膚科)
・出産時の急変に的確に対応して、母子の安全を守りたい(産婦人科)
多くの看護師さんが、患者さんとの関わりを大切にしている印象がありますが価値観は人それぞれなので、自分が大切にしていることを書き出してみましょう。
それが診療科目や施設選びに密接に関わってきます。
ステップ②自分が求める条件で探してみる。
次に、求める条件です。
ステップ①の価値観を踏まえた上で、施設形態(病院、診療所、介護施設など)、診療科目、場所、給与、勤務時間など挙げたらきりがありませんが、優先度をつけて考えてみましょう。
求人サイトなどで、最も大切だと思う条件で絞り込みながら探すのが効率的です。
例)求人サイトでエリアと給与など、必須部分に絞って抽出してみます。
もし件数が多すぎれば条件を追加し、逆に少なすぎれば条件を減らしたり変えたりして検索してみましょう。
当社サイトでも探すことができます。
http://www.kanagawa-nurse.com/
ステップ③応募対象を絞る。
良い求人が見つかったら、早速応募してみましょう。
当社では3つ以上は面接に行くことをおすすめしています。
始めから1つに絞って応募するのも良いですが、せっかくの転職の機会なので、色々な医療機関に面接に行って、生の声を聞いてみるのも良い経験になるはずです。
もちろん、転職までに十分な期間があれば、ご自身のスケジュールの許す範囲で、もっと多く回ってみても良いと思います。
ステップ④応募、面接の準備をする。
対象が絞れたら、面接の準備を進めましょう。
履歴書の書き方など、面接官にみられるポイントを下記にまとめておきましたので参考にしてみてください。
(1)履歴書の準備
◆写真
写真の影響は絶大ですので必ず貼りましょう。
身だしなみはとても重要なので、面接に行く状態を整えてから撮影しましょう。
また、明るさの調節や、実際の写真を確認してから購入できるタイプの証明写真機をお勧めします。
下記に、よく見られるポイントもお伝えしておきます。
<重要ポイント>
項目 | ポイント |
---|---|
髪の色 | 明るすぎるのは×。日本人の場合は、黒髪が無難。明るくても8トーン以下 |
髪型 | 肩より長い場合は、1つにまとめる。ゴムも派手なものは避ける。 |
前髪 | お辞儀をしても直さなくて良い程度に固定する。 |
化粧 | 濃かったり、派手なメイクは避ける。 |
服 | スーツがベター。スカートは座って膝上5センチまで。ワンピースは× |
服の色 | 黒、紺、ベージュ、グレーが無難。柄は無地orピンストライプまで。 |
インナー | シャツ、ブラウス、カットソーのいずれか。色は白、うすいピンク、水色。 |
アクセサリー | ピアスもネックレスもブレスレットも外しましょう。 |
時計 | ビジネスシーンに合うものをお勧めします。 就活学生ではないのでブランドはOKですが金無垢やダイヤが多いものは避けましょう。 |
※オシャレと身だしなみは違います。相手を不快にさせないように「身だしなみ」を整えましょう。
◆手書きorパソコン
パソコン作成もOK。達筆の方は手書きもOK。大きく分かりやすい文字で書きましょう。
間違えたら修正ではなく、書き直しがベターです。
※いくつか面接を受けることを考えるとパソコン作成の方が楽です。
◆志望動機
最も重要な部分なのでしっかりホームページなどをみて記入しましょう。
ここも重要ポイントをまとめておきます。
<重要ポイント>
・箇条書きなど淡白なのものはNG。
できる限り、流れのある文章で作成しましょう。
・なぜここを選んだのか?
志望動機は自由ですが、患者様のためにという部分にフォーカスすると良い印象を持たれるケースが多いです。
また、自分に何ができてどんな貢献ができるか具体的だと、より良い印象を与えられます。
◆職務経歴書
別途作成が望ましいです。
こちらもパソコンでの作成をお勧めしています。
(2)面接のシミュレーション
面接時によく聞かれる項目についても、回答の準備をしておく必要があります。
主に準備しておきたい項目は3つです。
◆自己紹介
自己紹介は下記のような簡単なもので良いので、振られたら話せるように準備しておきましょう。
・名前
・年齢
・出身
・経歴 (いままでやってきた仕事)
・意気込み(ここでやりたいこと)
◆志望動機
志望動機は、履歴書を見せながら説明しても構いません。
◆転職の理由
ここは必ず聞かれる「超最重要」ポイントです。
職場の数ごとに、きちんと理由が答えられるように確認をしておきましょう。
また、大切な3つのポイントもお伝えしておきます。
・嘘をつかない。
・できる限りポジティブな表現をする。
・愚痴を言わない
面接官は、この質問で「すぐに辞めないか?」「良い人間関係が作れるか?」「不平不満をいうタイプか?」を見極めようとしています。
上記のポイントを念頭に、ポジティブな回答ができるよう準備をしていきましょう。
よくある例もまとめておきます。
・休みが少ない、残業が多かった場合
意見が分かれるところですが、当社は正直に話すことをお勧めしています。
ただし、伝え方に注意。愚痴っぽく話すと良い印象を持たれないので「体調を崩してしまった」事実や「空いた時間で○○の勉強がしたかった」などの理由をポジティブな表現に変えて伝えましょう。
理由を伏せて話すように勧める考えも否定はしませんが、あえて正直に伝えた方がお互いにメリットがでてくると当社は考えております。
働く側は、気持ちよく働くことができますし、医療機関側も長く働いてもらうことで採用費のコスト削減や、熟練スタッフの定着で接遇面での向上も期待できます。
今は働き方改革も進んでおり、医療機関側も意識が変わってきています。
お互いWin-Win(ウィンウィン)の関係を作る為にも、正直に話をしてみて、逆にこちら側がジャッジするくらいの感覚でも良いと思います。
・人間関係が理由の場合
職場に人間関係のトラブルはつきものなので、こちらも正直に話してしまいましょう。
ただし、愚痴っぽくなるとマイナスのイメージなので、問題点を客観的に話すように意識しましょう。
相手の立場に立った考えに理解を示した上で、自分の考えを話すようにすると客観的に物事をとらえられるというような、プラスの印象を持たれるケースもあります。
・結婚や介護が理由の場合
もちろん、正直に伝えて良い理由だと考えます。
介護の場合は、現在は介護の必要性が無くなったり少なくなっていること。
結婚の場合は、状況が落ち着いたので仕事に支障がないことを伝えましょう。
尚、妊娠や出産の予定がある場合は事前に伝えておくことを当社はお勧めしています。
(それを理由に受からないこともありますが、それを伏せて入社したとしてすぐに妊娠や出産が発覚した場合は、新しい勤務先に迷惑がかかります。
事前にその可能性があることを伝えた上で、了承してくれるところを探す方がお互いのためといえるでしょう。)
その他、色々なケースがあると思いますので、きちんと準備して面接に臨みましょう。
また、実際に親御さんやパートナーを相手に面接のロールプレイをしておくと本番のイメージをしながら準備できるのでおすすめです。
ステップ⑤面接に行く。
面接では、下記の3つがポイントになります。
◆身だしなみ
面接の写真撮影時と基本的には同じです。
それに加えて、当日は下記も注意しておきましょう。
項目 | ポイント |
---|---|
爪 | 派手なネイルは避けましょう。クリア、ピンク、ベージュがベターです。長さも長すぎないようにしましょう。 |
口臭 | 口臭も大切なポイントです。当日の歯磨きはもちろん。前日のアルコールやにんにくも控えましょう。 歯科検診も3ヶ月以内に行っておきましょう。 |
におい | 無臭もしくは、ほのかなせっけん系の香りがベストです。不衛生で臭いのは論外ですが香水のつけすぎは逆効果です。 |
靴 | ビジネスシーンに合うものをお勧めします。黒、紺などのパンプスが良いでしょう。 |
バッグ | ビジネスシーンに合うものをお勧めします。黒、紺、ベージュが無難です。 |
◆絶対に遅刻しない
当然ですが、遅刻は厳禁です。
可能であれば事前に場所の下見が望ましいです。
難しければ30分ほど前について、近くの喫茶店などで待機するのが無難です。
電車の遅延などは仕方がないですが、面接の日は、それが起きても間に合うくらいのスケジュールで動きましょう。
◆面接での振る舞い
・建物へ入る際の注意
建物に受付の方がいればきちんと挨拶をし、建物内ですれ違う方には全員会釈をしましょう。マナー的にも良いですし、実際に面接先の方である可能性が十分あります。
・院内へ入る際の注意
土足厳禁の施設があるので、入口付近で履き替えるものが無いか確認しましょう。
また、雨が降っている場合はしずくが落ちないように、服やバッグ、靴の水滴を拭いてから入室しましょう。
・受付の方へのあいさつ
「こんにちは。本日○○時に面接のお約束をいただいている△△と申します。
面接担当の□□さんはいらっしゃいますでしょうか?」とあいさつしましょう。
・面接官への挨拶
先に面接のお礼から入る。
「本日はお忙しいところ、貴重なお時間を頂きありがとうございます。」というお礼から入りましょう。
・アイコンタクト
挨拶時はもちろん、話をする際は面接官の目をきちんと見て話しましょう。
基本的ですがとっても大切です。
・結論ファースト
結論ファーストで回答をしましょう。
まずは質問に対して結論を伝えてから理由を説明する。
場合によっては「結論から申し上げますと」と切り出せると、仕事ができるイメージを与えられます。
・資料
説明に使った資料など持ち帰れるものがあるか最後に聞きましょう。
積極的な印象を与えることができます。
・退出時
受付の方にもお礼を伝えて帰りましょう。面接官だけではNGです。
また、入室時と同じで、建物内ですれ違う方には全員会釈するのがベストです。
・建物を出た後
建物を出たらまっすぐに帰りましょう。
建物下などで電話したりするのは、あまり良い印象を与えませんので、緊急の場合を除き、避けましょう。